DHラボのフラッグシップ機には、
リリース当時数種の他社製プラグが取り付けられていました。
それらのプラグはいずれも高額な機種でありながら、
我々ディストリビューターやオーディオ評論家の実施した音質確認では、
ケーブルの高度な設計に見合うものには思われませんでした。
DHラボ社はこうした日本からのフィードバックも重視し、
ハイエンド機に適合する高次のコネクター開発に取り組んだのです。
そのような経緯で誕生したのが、2014年にリリースされた
「Silver Connector Series」です。
製品はきわめて高精度なもので、母材の銅純度をはじめ、純銀の純度
及びプレートの厚さに至るまで慎重な吟味を重ねて生み出されています。
結果、成功作Gold Lock BananaやSP-10等を上回る伝導性を獲得し、
DHラボの売りともいえるくっきりした音像フォーカスに
更に磨きのかかった高解像、高分解能、引き締まった中低域等の
飛躍的向上が実現したのです。
シルバーコネクターシリーズは
上記のように元々ハイエンドモデルのための高次の開発でしたので、
それらの機種において顕著な成果を上げたことはいうまでもありませんが、
同時にベストセラーモデル「Q-10 signature」や
銘機「T-14 hi-reso」に採用しても
目覚ましい成果が確認できることは特記すべきでしょう。
或いは、これら明瞭さに優れたケーブルにシルバー版を組み合わせれば、
音調に硬さや冷たさが出て来ないだろうかと懸念されるかも知れません。
意外ですが、結果はその逆です。
一例としてQ-10 signatureの印象を挙げさせていただきます。
エネルギーバランスはやや低めに安定し、落ち着きが感じられます。
背景の透明感、静けさが更に増し加わり、
直接音の輪郭から滲みやぶれが完璧なまでに消え去った印象です。
その結果、ソースに収められたヴォーカルやソロ楽器の音が
きわめて純粋なソノリティーを獲得しており、
そうなればなるほどオリジナルの肉声感、生々しさが、
明確に姿を現すようになるのです。
清澄な背景に、リアルな直接音がくっきりと浮かぶさまに触れるとき、
あらためて驚きと感動を禁じ得ないことでしょう。
こうした成果はQ-10 signatureに限らず、信頼性の高いケーブルであれば
当然、同様に期待できるものではないでしょうか。
システムアップのためにぜひお試し頂きたいと思います。
■Silver Locking Banana Connector (M)、Copper w/ 120 micro inches of high-purity Silver plating、■10 – 14AWGの導体に対応、全幅 : 13mm
※Silver Connector Seriesは他のDHラボ製コネクター同様スピーカーケーブル端末処理材料としてご指定頂くことが可能です。(表記の価格は4個1組のものです)
※この製品はネジ留め式(ハンダ付け可能)です。
※表示価格は1セット(4個入り)のもので、アンプ側、又はスピーカー側の片側分ですので、両側に処理される場合は2セット必要になります。
※BananaとSpadeを組み合わせて、端末処理を依頼される場合は、摘要欄に「アンプ側Banana、スピーカー側Spade」等と詳しくお書き下さい。