(1) リベレーションピュア・JP6について
リベレーションピュアSPのグレードアップにともない、
対応するジャンパーもグレードアップされました。
「リベレーションピュア・JP6」は、
「SC6」同様、上限なしの高純度、高精度、高音質を実現した、
究極のジャンパーケーブルと呼べるものになっています。
(2) 素材
導体素材は、最上クラスの純銀「High-Fine Silver」で、
18AGの極太単線がチャンネルあたり6芯投入されています。
High-Fine Silverは貴金属宝飾品に採用される「Sterling Silver 925」の
2ランク上にあたる最高純度の純銀です。
DHラボでは、これを厳密な品質管理が行き届くよう米国産に限定して調達しています。
一口に銀といっても、
都市鉱山で抽出された粗悪な銀もあれば、
ニッケルシルバーのように名ばかりのものもあります。
その点、純銀の純度や品質にここまで拘っているメーカーは、
稀少ではないでしょうか。
誘電体についてはもはや詳細な説明は不要でしょう。
DH Labsが独自開発した「Air Matrix」は、
特に純銀導体に最適の誘電体といえます。
テフロンの低誘電率2.1を上回る1.4という最高スペックを示し、
導体を伝送される信号を完璧に守ります。
また常温処理の可能なAir Matrixは、
被覆処理の際に純銀導体に高熱を加える必要がないため、
純銀の持つ伝送能力を一切劣化させることがありません。
純銀導体の被服としてこれ以上適切な誘電体はないでしょう。
(3) 構造、設計
搭載されたコネクターは、
(銀鍍金ではなく)純銀そのもので造られています。
しかも他の素材の一切組み合わされていない、
純銀から削り出されたままの単体構造です。
これこそ長期に亘って、がたつきやレゾナンスの発生しない、
理想的な構造なのです。
たいへん高価である点を除いては、
まさに究極のコネクターといって過言ではありません。
「JP6」には、スピーカーケーブル同様、
幾重にも及ぶ徹底した制震処理が施されています。
内部に特殊なドイツ製ファブリック静音材や、
特殊なケミカル処理の施されたシュリンクチューブなどが使用され、
微動だにしない安定性と耐久性を実現させています。
さらに新機軸として非磁性アルミ合金製「制震マトリックス」を搭載。
この部品の持つ制震機能およびノイズ遮蔽機能の効果はいうに及ばず、
渋いダークレッドの「制震マトリックス」はいぶし銀の光沢を放ち、
いやがうえにもこの製品のプレミア感を高めています。
こうして「リベレーションピュア・JP6」は、
究極ともいえるケーブル設計が施されているため、
スピーカーケーブル「リベレーションピュア・SC6」同等の
きわめて高い音響特性を獲得しています。
当然ながらその音質も「SC6」と同レベルですが、
ここでは重複を避けて説明を割愛させていただきますので、
ぜひ「リベレーションピュア・SC6」の項目で詳細をご確認ください。
(4) システムに及ぼす影響
今日では多くの方が素晴らしい機器に留まらず、
ケーブルの重要性まで認識しておられ、
デジタルケーブルから、アナログインターコネクト、
スピーカーケーブルまで、適切なもので音質を整えられています。
ぜひ最下流のジャンパーにもご配慮いただきたいと思います。
ジャンパー部分で、機器に付属のものや、
スピーカー付属の真鍮製プレートなどをお使いになられますと、
せっかくの音質レベルに少なからず損失をもたらします。
オーディオケーブルには、一般的に、純銀、高純度OFC、
純銀コートOFCなど、優れた導電性を持つ素材が用いられています。
これらはいずれも90%以上の高い導電率を持っており、
システムの音質を正確に伝送することができます。
それに比べ、例えばスピーカー付属の真鍮製プレートの導電率は
良くて30%前後といわれます。
ジャンパーという小さなアイテムが起因して、
ともすれば多くの情報を失ってしまう可能性があるのです。
ジャンパーの素材、品質にもご配慮いただきたく思う所以です。
■18AG Hi-Fine Silver単線導体 x 6芯(/Ch)、Air Matrix誘電体(誘電率1.4)、高遮蔽性非磁性アルミ合金制震マトリックス搭載、非溶接(削り出し)純銀製Spade Connector(全幅:13mm) ■ケーブル部分:150mm、全長:195mm ■4個一組
※コネクター(Yラグ)は標準サイズの8mm径用ですが、6mm径用もお選びいただけます。
※両側または片側バナナ(純銀プレート高純度銅製)もご指定いただけます。
※トップエンドのスピーカーケーブル「リベレーションピュアSC12(シングル仕様)」用の「JP12」もご注文いただけます。(お問合せください)