エンジニアの要求する厳しい基準をクリアした銘機「Pro-Studio」。「Pro-Studioプログレッシブ」は、その上位バージョンとなる製品です。 (1)導体と誘電体 厳選されたシルバーコートOFHCC導体には、厳しい公差基準に基づいてインピーダンスを均一に保つために占有技術の表面処理が施されます。これによって位相を整え、滲みのない輪郭、分解能、正確な定位を得ることが出来るのです。 導体は自社開発の超低密度誘電体「Air Matrix誘電体」で包み込まれ、誘電率1.4という物質中最高値のクォリティーにより、誘電損失および音楽信号の変質から護られます。 また、常温処理が可能な「Air Matrix誘電体」は、被覆加工の際に導体に加熱する必要がないため、熱によって純銀コート導体の高い純度を保持出来るというメリットを併せ持ちます。 (2)コネクター コネクターにはDHラボ純正「アルティメットコネクター」を投入し、プラグ材質に起因する導電率低下の問題をクリアします。ハイエンド製品を含めて多くの海外有名ケーブルメーカーが採用する真鍮製プラグの導電率が軒並み20〜30%であるのに対し、アルティメットコネクターのそれはじつに93%に達するのです。(詳細は当サイト「アルティメットRCAコネクター」ご参照) (3)ノイズ対策 螺旋配置による誘導ノイズ対策、そしてヘビーブレイド・シールド及びフォイルシールドの二重シールによる静電ノイズ対策が施されています。 一般のオーディオケーブルでは無視されがちのメカニカルな電気ノイズ「Triboノイズ」への対策はスタジオ専門メーカーならではの技術です。 さらに厳重な制震処理層を別途加えるなど、幾重にも及ぶノイズ対策が施されています。その結果「Pro-Studioプログレッシブ」の構造は、導体、誘電体、ヘビーブレイド・シールド、インナージャケット、フォイルシールド、制震処理層、アウタージャケットの7層に及びます。 (4)コンポーネントパーツ 「Pro-Studioプログレッシブ」で特別に目を引くのは、新たに搭載されたコンポーネントパーツでしょう。ホワイトのスリムな外観を持つパーツですが、じつは電磁波防護、レゾナンス最適化、静音作用といった機能を併せ持つ、強力な非磁性合金製ブラックボックスなのです。チャンネル当たり2か所(0.5m版は1か所)に配置され、その位置は物理数式によって厳密に算定されます。これにより、背景は静寂性を極め、全音域にわたる透明な音響空間に更なる磨きがけられました。 (5)音質 クリアな音響空間の中にありながら、これほど刺々しさのないナチュラルな質感、風合を保持しているケーブルは稀であると、始めに申し上げたいと思います。 直接音には純銀コート純銅導体ならではの明瞭さと温かみがあり、ヴォーカル、ソロ楽器などに、血の通った肉声を聴かせます。スタジオモニター用の「オリジナルPro-Studio」とは音質傾向を異にしていて、洗練された流麗さを持つ、むしろ音楽鑑賞に向いた音調といえるでしょう。 とはいえ、いたるところにDHラボらしい高い音響水準を確認させます。ディテールの明晰さ、解像度、分解能、一音一音に宿る力感、整った全帯域のエネルギーバランスなどです。音場は清澄かつ広大で、前後の奥行きは深く、定位の正確さに抜きん出ています。作為的カラーリングは皆無(それはDHラボの鉄則です)、総じてたいへん信頼性、安定性の高い音質に仕上げられており、結果的にどのような音楽ジャンルにも十全に対応できるオールラウンダーとなっているのです。 サウンドステージの此処そこに点在する音の要素たち、、、「Pro-Studioプログレッシブ」は、それらを大切に拾い集め、ひとつの「音楽」に束ねて、リスナーの耳と心に届けます。発見と感動があったとしても、疲弊(つかれ)はないのです。オーディオに求められるある種の理想型を実現しているといえます。(「オーディオ研究」Recommend) ■22AWG純銀コートOFHCC導体(DH Labs占有技術表面処理)、純正Air Matrix誘電体、ヘビーブレイド及びフォイル多重シールド(100%シールドカバレッジ)、DH Labsアルティメットコネクター(HC Alloy)、特殊制震処理、「Pro-Studioプログレッシブ」専用コンポーネントパーツ搭載(非磁性合金製) ※価格は左右2本一組分です※画像は1m版のものです。※0.5m版は音質調整上、白一個のコンポーネントパーツが搭載されます。※ 2m以上の長さも0.5m単位で特注可能です。メールでお問い合わせください。