商品詳細

Q-10 signature

販売価格: 17,420円(税込)

希望小売価格: 19,360円

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        (1)Q-10 signatureの導体  オーディオケーブルに使用される「純銅」には、 いくつかのランクがあることをご存知と思います。 信頼のおけるメーカー品であれば、 当然のように高品位な無酸素銅が使われています。 また近年、より精度を高めた「OHNO連続鋳造銅」が開発され、 この導体もよく使用されています。 一般的な銅線は1500粒子(/ft)程度ですが、 「OHNO」では70粒子(/ft)にまで純度が高められています。  Q-10 signatureに使用されている純銅は、 「OHNO」より高純度の「OFHCC連続結晶長粒銅」です。 これは極めて精度の高い40粒子(/ft)の純銅で、 DH Labs社はこの高純度銅の安定品質及び安定供給を得るために、 すべて米国内に限定して調達しているのです。 OFHCC導体は、不純物を徹底排除した結果、 超低抵抗、超低静電容量、超低インダクタンス、単一方向性、 高速伝送性というたいへん優れた特性を持っています。  この高純度銅は純銀によって表面を厚くコーティングされます。 伝送される信号の走路は導体表面側であるため、 金属中最高の低抵抗値、高導電率を持つ純銀によって 導体表面を覆うことは、信号伝送上たいへん有益な方法なのです。  ここで使用される純銀についても触れてみましょう。 オーディオケーブルにおいて用いられる純銀のうち、 特に純度の高い純銀はSterling-silverとFine-silverです。 DHラボでは、リベレーション・シリーズに用いられる純銀導体は勿論、 コーティング用の純銀に至るまで、全ての製品において、 より高純度の「HIGH-FINE SILVER」を米国内調達しています。 最高純度の純銀がカスタムオーダーによって確保されているのです。 この純銀導体表面は、専有技術によってミクロレベルまで研磨され、 純銀という取り扱いの難しい貴金属の特性を総合的に整えます。 これには固有のキャラクターや眩しさを解消する効果も含まれ、 DHラボの純銀線にはクセや眩しさがないと言われる所以なのです。  (2)誘電体  こうして整えられた導体は、カスタムオーダーされた 特別なPTFE誘電体によって被覆されます。 どのように優れた導体が用いられても、適切な誘電体が使用されなければ、 誘電損失が発生し、導体を伝わる情報は大幅に失われたり、 変質してしまったりするのです。  近年ケーブルにおける誘電体の役割が重視されるようになったことは、 たいへん喜ばしいことです。 DHラボ創設者ダレン・ホヴセピアンが、 誘電体の持つ誘電率がケーブルの音質に与える影響に着目し、 「AirMatrix誘電体(誘電率1.4)」の開発に着手したのは、 彼がまだ電気大学の学生の頃だったといいます。 その当時は専門書にさえ、誘電体が音質に与える影響は不明と 書かれていたといいますから、まさに隔世の感があります。  閑話休題、DHラボのケーブルが音響スタジオ現場で使用されるほど 高い信頼を得ている理由の一つに、こうした誘電体への拘りがあります。 つまり、優れた導体に、優れた誘電体を合わせたとき、 初めて原音に忠実な高信頼性ケーブルは実現するのです。  (3)構造またはジオメトリー  Q-10 signatureは、4芯からなる、 ユニークな「Multiple gauge array」という構造を持っています。 これは、12AG x 2芯、14AG x 2芯を投入して、 10AG x 2芯相当の太さとしつつも、 表皮効果によるインダクタンスを回避し、 なおかつ異なる太さの2芯ずつに分割してスパイラルすることによって、 電磁誘導ノイズの発生および伝播を強力に抑制するのです。 設計者ダレン・ホヴセピアンの長年の研鑽の賜物であることは 間違いないところですが、 それと同時に、このような先進設計を閃かせる彼の天賦の才に 敬意を払わずにいられません。 Q-10 signatureは、このユニークな設計によって、 10AG x 2芯同等の極太導体による強力な導電力、情報量を持ちながら、 同時に電磁ノイズの制御された静寂性、明瞭性を実現させるという、 稀少なオーディオケーブルになっているのです。   (4)Q-10 signatureの音質  これら設計上のこだわりと配慮はQ-10 signatureの再生音に 見事に反映しています。 今まで潜んでいたノイズ、混濁、滲み、雑味などが取り払われ、 音響上まれに見るピュリティーを実現させます。 一聴してわかる重低音の深みと量感、ワイドレンジ、正確な定位、 広大な音場など、Q-10 signatureのもたらす音質向上は少なくありません。とりわけ顕著なのは、音像の立体感、そしてリアルな温度感や肉声感です。 このケーブルを導入するや、 中心となる直接音が今迄とまったく異なる実在感を帯び始め、 二次元的であったアーティストが三次元的に立ち上がり、 リスナーの方に進み出て、じつに表情豊かに歌い始めるのです。 このことを体感した方はQ-10 signatureをスピーカーから 外すことが出来なくなるのではないでしょうか。 これこそ、DHラボが歳月と労力を惜しまず注ぎ込んだ、 このケーブルへの取り組みの成果なのです。 こうして、とかく重箱の隅をつつくような聴き方をしがちな 我々オーディオファイルも、 いつしか聴いている音楽そのものの豊かな世界に引き込まれ、 ときを忘れていくのです。 (「オーディオアクセサリー銘機賞2013」受賞、「オーディオアクセサリー銘機賞2016」受賞、「オーディオアクセサリー銘機賞2019」受賞、「オーディオアクセサリー銘機賞2020」受賞、「Stereophile」Recommend、「6 Moons Audio」Recommend、「Home Technology eMagazine」Recommend、「AudioXpress」Recommend) ■11.0mm Diameter、Silver-coated Crystal-Copper conductors(Highest Grade OFHCC Continuous Crystal Long Grain Copper)、Unique Four conductor multiple gauge array (Equates to a robust 10 gauge cable)、 High quality PTFE (Teflon) insulation   表示価格は1mあたりの価格です。お申込みの際は、[個数]の欄に「4」等のように総ケーブル長を入力し、必要があれば[補足事項]の欄に「2m + 2m」等と内訳をご記入ください。  この商品(切売ケーブル)にはプラグは付属しておりません。写真は純正Lock Bananaよる端末処理の一例です。標準のZ-Banana、SP-10 Spade(Yラグ)の他、差額の加算によって「プラグ&アイテム」カテゴリのすべてのプラグをお選びいただけます。  バイワイヤ仕様(完成品)は「スピーカーケーブル(完成品)」カテゴリーをご覧ください。とりわけ大幅な音質向上の見込める「Q10 signature DT-Bi-wire」または「Q-10エクストPremium」もご参照下さい。      

Appendance

画像: Q-10 signature

オーディオアクセサリー銘機賞2013受賞
オーディオアクセサリー銘機賞2016受賞
オーディオアクセサリー銘機賞2019受賞
オーディオアクセサリー銘機賞2020受賞





<ご参考>


私はDH LabsのQ-10 sigature及びAir Matrixを組合せ、

自分のメインシステム及び多種の器材で使った。

Wilson Audio WATT/Puppy 6 Speaker、

Lamm ML2とAudio ResearchのモノラルアンプVTM200二台、

Lamm L2とAudio Research Reference 2 Mk IIのラインプリ、

そしてMark LevinsonのNo.383、Bel Canto DAC1.1、

Mark Levinson No.39 CDプレーヤーその他だ。


Q-10はその驚嘆すべき凄さを、

わけても低音再生において発揮した。

それはWilson AudioのWATT/Puppy6の重低音を唸らせるに充分で、

私が近々寄稿する予定の非常に高価なT社製スピーカーケーブル

(2.5m 1,000,000円超)との比較においてさえ

低音の改善を確認させたのだ。

Harry Connickの "Joe Slam and the Spaceship" によるテストでは、

オープニングのベースギターのような低音は

Q-10で驚くほどの深さと重さを響かせた。


Q-10はもっと高額であり得るスピーカーケーブルだ。

外装を加えるなどして高い値を付けることも出来ただろう。

そしてまたその方が、ケーブルに大枚を払いたい一部のファンの

関心を引いたのかも知れない。

けれどHovsepianは既存のものより優れた内容の製品を造り、

公正な値を付けて、

あなたの耳で聴いて確認させたいのだ。


それ自身ほとんど性質を持たないように見えるケーブル、、

その価値を正しく評価できるような音楽ファンで、

お金の使い方に注意を払える人なら、

そうした人たちのために、この製品はある。

出来ればブラインドテストで良く聴いて、

Q-10の驚きを受け入れてもらいたい。



マーク・マイケルソン氏評より抜粋(Soundstage)





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